技術力以外の求められるスキルとは?

C言語が利用される中心的な仕事は主に工業分野となります。自動車、パソコン、携帯電話などの工業製品に搭載されたコンピュータを制御するためのプログラムを開発することになります。
C言語は基礎的な言語となりますが、人間よりも機械に近い言語といえます。そのためC言語自体の学習難易度は他言語に比べ高く初心者にはハードルが高く感じられるでしょう。ですがC言語を理解するとプログラミングの基礎力を上げることができます。またオブジェクト指向の言語にC言語の影響を受けているものがあるため、それらを加えて学習することも良いでしょう。

制御系のプログラムの開発に携わることが多いC言語エンジニアにはプログラミングの技術以外にも必要になってくるものがあります。
機械やコンピュータシステムを動かすのであれば動作の対象や周辺の状況などの、複雑な条件を考慮してプログラムをしなければなりません。重電やプラントなどであれば対象が大きくなる分、その影響力も大きくなります。
つまり様々な要因に対して考えを巡らすことのできる、想像力や観察力などが必要になってきます。またシミュレーションを何度も行い、改善を施していくような粘り強さも大切です。

またC言語は歴史が古く長く利用されてきたことからも、そのエンジニアにはエキスパート性が求められることが多いです。もちろん初心者でも構わないという企業もありますが、C言語エンジニアには自分の実力に誇りを持ち自発的に動ける能力が必要になるでしょう。